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ねじの豆知識
ねじの歴史
ねじの起源は定かでありませんが、西洋では木の棒にねじ山を刻んでオリーブやぶどう等の果汁をしぼるねじ圧縮機(スクリュープレス)に使われ、水を低い所から高い所へ移す灌漑用の螺旋揚水機として使われたアルキメデスのねじがあります。
締結用のねじ部品の出現はルネッサンス期で、レオナルド・ダ・ビンチのねじ製作によって一大飛躍をみました。
レオナルドは、機械要素の一つとして、ねじを非常に重視して、その幾何学を検討し、また、ねじが中心的な要素となっているさまざまな装置を設計・考案しています。
締結用のねじが大量に生産されるようになったのは産業革命期で、蒸気機関の登場、繊維工業の発達、工作機械の開発、機械による機械製作の技術の急速な進歩によって金属製のねじによる締結が重要な問題となってきました。
英国のワイアット兄弟のねじ製造用旋盤、ヘンリー・モーズレイの全鉄鋼製のねじ切り旋盤の開発を経て、ジョセフ・ウィットウォースが多数の工作機械を製作する一方で多くのねじについて比較検討し、山の角度55°のねじを提案し、それまで混乱していたねじ山を統一し、体系づけました。このねじ標準(ウィットねじ)は、後に英国の国家規格BSに発展し、普及しました。

ねじの種類
締付け用ねじ部品は、ねじ、ボルト、小ねじ、ナットおよびねじ関連部品として座金、リベット、ピンを含み一般に大別されます。これら締結用部品を総称する言葉の「ファスナー」は我が国でも定着してきています。
用途としては、航空宇宙、輸送機械、電気・電子機器、工作・産業・一般・精密機械、土木建築、造船等の産業のほか、家庭用など、極めて広範囲に使用されています。従って、締結用部品の精度、品質、安全性は、締結用部品が組み込まれている設備・装置・機器類の性能、コストなどに大きな影響を与えます。

ねじの日
6月1日は「ねじの日」です。
昭和24年6月1日、法律第185号が制定されたことに伴い、旧工業標準調査会が日本工業標準調査会と改称され、新しくJISの制定が実施されるようになったことを記念するとともに、一方業界内においては、その取り扱うねじ製品の社会的責任と義務についての認識を深め、一般社会に対しても広く基礎部品としての貢献度をPRすることを目的に制定されました。
(出典:(社)日本ねじ工業協会「新版ねじ入門書」「日本ねじ工業史」より)


 
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